GitHub人事部長が「ナチス」という言葉を使ったユダヤ人社員が解雇された問題の責任で辞任

米連邦議会議事堂で暴動が起きた日に、GitHub(ギットハブ)のユダヤ人社員が「ナチス」という言葉を使って同僚に注意を促したために解雇された問題について、同社が「判断と手続きの重大な誤り」を犯したことが、内部調査で明らかになった。

GitHubのCOO(最高執行責任者)であるErica Brescia(エリカ・ブレシア)氏は、米国時間1月17日のブログ記事で、今回起きたことについて同社の人事部長が全責任を取り、16日に同社を辞職したと述べた。GitHubは辞任した人物の名前を公表していないが、同社ではCarrie Olesen(キャリー・オルセン)氏が最高人事責任者を務めていたことは広く知られている。

16日夜のツイートの中で、GitHubのグローバル人事サービス担当シニアディレクターであるGia Colosi(ジア・コロシ)氏が、会社や人事について発言していた。そのツイートはその後削除されているが、スクリーンショットを以下に掲載する。

画像クレジット:Screenshot/Twitter

GitHubは私の永遠の仕事でしたが、今は違います。私は人事部に酷使されて終わり。

だから人事は大変。私たちは、バックアップを見つけない限り、魔法のように人を解雇したりはしません。そして幹部が命じない限り。はっきりさせたいのは、なぜ人事部が責めを負わなきゃならないの?

その後のツイートで、コロシ氏は「女性は男性の尻拭いをするために人事部にいる。疲れたわ」と述べている。

一方、GitHubは「件の従業員と別離する決定を覆した」と述べ、その人物の代理人と話し合っていることを明らかにした。

「その従業員へ私たちは公にいいたい。私たちは心からお詫びします」と、ブレシア氏はブログ記事の中で述べている。

解雇されたこの従業員は、Slack(スラック)で「気をつけろ、ナチスがいるらしい」とコメントした後、仲間の従業員が怒って、そのような言葉は職場に相応しくないといったと、その元従業員は以前私に語った。その2日後に彼は解雇され、人事担当者は解雇の理由として「会社の方針に資するものではない行動パターン」を挙げたという。

先週初めのTechCrunchによるインタビューで、その元従業員は、自分のユダヤ人の家族に加え、この地域にいる仕事仲間のことを純粋に心配していると話していた。そのインタビューの中で、彼は仕事を取り戻すことに興味がないが、他のかたちでの和解なら興味を持つだろうと語った。

関連記事:GitHubで暴動の際「ナチス」について警告し解雇されたユダヤ系社員が弁護士を募集(更新:GitHubが解雇を撤回)

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画像クレジット:Michael Short/Bloomberg / Getty Images

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(翻訳:TechCrunch Japan)

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TechCrunch Japan

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