American AirlinesはWiFiをGogoからViaSatに乗り換えるようだ。AAは来年11月までに100機の導入を予定している新鋭機、ボーイング737 MAXの機内WiFiサービスについて南カリフォルニアの衛星コミュニケーション企業、ViaSatと契約したことを明らかにした。
この契約はAAがGogoを訴えるという緊張した状況の中で行われた。フライト内WiFiの有力プロバイダー、GoGoの接続速度が遅いことにAA(と乗客)は苛立ちを募らせていた。
GoGoとAAは控えめに表現しても友好的ならざる関係だが、Gogoは依然アメリカの多くの航空会社にWiFiサービスを提供している。134機のAirbusの機体はGoGoの2Ku衛星通信セットを装備している。
現在のアメリカの国内便のWiFiはメールをチェックするのがやっとというスピードがほとんどだが、ViaSatでは各座席に12Mbpsの接続を約束しており、「家庭と同様のマルチメディア・ストリーミングを可能にする」としている。AAの新鋭機はViaSat-1とViaSat-2を採用し、さらに高速のViaSat-3が2019年に登場すればそれに切り替える。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)