Googleが新しいWiFiルーターを発表したことを知らない読者がいても無理はない。Googleがこの製品を発表したのはPixelスマートフォンとDaydreamヘッドセットを披露したイベントだったので、WiFiステーションという地味な家庭用製品にはあまり関心が集まらなかった。
しかし―念のために―おさらいしておくと、Google WiFiというシンプルな名前がついているものの、この製品はEeroやLumaといった高機能WiFiのライバルとなる製品で、複数が協調動作することによって家の隅々にまで電波を届ける能力がある。そのためGoogle WiFiは3台1組のセットも用意されている。もちろん単独でも買えるし、1台置いておくだけでWiFi環境はずいぶん改善されるだろう。
実際Googleでは3台パックは140平方メートル(約42坪)以上の面積をカバーするのでなければ必要ないとしている。協調動作してネットワークを構成する他に、このデバイスは2.4GHzから5GHzまでのチャンネルを持ち、輻輳を緩和するために自動的にチャンネル切り替えるソフトウェア機能を備えている。
Google WiFはこちらから予約できる。現在の価格は1台が129ドル、3台セットが299ドルとなっている。12月6までには出荷される予定だ。
〔日本版〕今のところ日本での発売日、価格については発表されていない。近く発売されるという観測が複数出ている。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)