ウェブサーフィンしているときに「このサイトには有害なプログラムが含まれています」というChromeの警告表示を見た読者も多いだろう。これはGoogleのセーフ・ブラウジング機能によるものだ。Googleでは今後数週間かけてこのサービスに数多くの改良を加える予定だという。
Googleはマルウェアのインストールやフィッシング攻撃を企んでいるサイトを発見するテクノロジーをさらに強化したという。これにともなって、警告がこれまでより頻繁に表示されるようになる。
ここ数ヶ月、Googleはユーザーが気付かないうちにインストールされウェブページに勝手に広告を表示するアド・インジェクターの退治に力を注いできた。アド・インジェクターは単に広告を挿入するだけでなく、各種のマルウェアの運び屋としても機能する。セーフ・ブラウジングはユーザーがアド・インジェクターを含むサイトを訪問しようとしたときに警告を発し、インストールを防止できるようにすることを目標としていた。
今年5月Googleは「Chromeおよび FirefoxとSafariのセーフ・ブラウジング機能によって毎日500万回の警告が表示され、5万のマルウェアを含むサイト、9万のフィッシング攻撃を企むサイトが発見されている」と発表している。また6月の最終週には約1500万人のユーザーにこの警告が表示されたという。しかしGoogleがセーフ・ブラウジングを強化したというからには、警告が表示されるユーザーの数もさらに増えることになるだろう。
Googleのセーフ・ブラウジングのページには最新の統計が載っている。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)