さて、あなたはドメイン名を買いたい。まずどこへ行くか? GoDaddy? NameCheap? どこでもいいから今セールやっているところ?
Googleはどうだろう?
過去数年間、ドメインを買うためにGoogleを探した人は、 このサポートページを見たはずだ。「Google自身はドメイン名の登録あるいはホストを行っていない」。その後、何社かパートナーが紹介される。
今日、それが変わる。
先ほどGoogleは、ドメイン登録サービスの小規模なプライベートベータを開始した。その名もふさわしく “Google Domains”。ここで、大部分が完成していないランディングページを見られる。
そして何というタイミングか、去る6月9日、GoDaddyが2006年以来迷い続けてきたIPOをついに申請した。その2週間後、Googleはドメイン登録市場に参入する計画を公式に発表した。これまでGoDaddyは、Googleが推奨するパートナーの一人ですらあったのに。気分のいいものではない。
Googleは、最終的にどんなサービスを提供するのかまだ検討しているようだが、これまでに公表されたものをいくつか挙げる。
- 無料プライベート登録。Whois検索で名前、住所等を隠すために、有料サードパーティーサービスを使わなくてよい。
- 無料メール転送。好きなアドレスからGmailの受信箱に転送できる。
- 無料ドメイン転送
- 最大100サブドメインをサポート
- 向こう数年のうちに出現するであろう、クレイジーなドメイン拡張子をすべてサポートする(.guru、.club等)
この動きは十分理にかなっており、むしろGoogleがここまで時間をかけたことの方が驚きだ。ドメイン販売は、膨大な利益を生むヒジネスではないと考えられているが、Googleの品揃えにとっては明らかな抜けだった ― 欠けたバズルピースに近い。独自ドメイン用にメールが必要? Googleにある。ドメインの分析? それもある。ドメインそのものをGoogleから買う? ノー。
もう一つ面白い話題。Googleは、Google Domainsの顧客に対して完全電話サポートを約束しており、サポート電話番号とひも付けられているGoogle製品は〈ごくごく稀〉である。私の知る唯一は、Google Glassだ(アップデート:Googleのエンタープライズサービスもそうだと誰かが教えてくれた)。Gmailにログインするのを手伝ってもらうために、いったい何人がその番号にかけるのだろうか。
ご注意:上にも書いたように、今のところこれはごく小規模なベータテストだ。試してみたい人は、Google Domainsに飛び、”Manage my domains” ボタンをクリックしてログイン後、”Request an invitte” ボタンを押す。Googleは、何人参加できるかを約束していないが、少なくとも玄関口までは行くことができる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)