Google Apps for Educationを採用している学校の生徒は、Google Driveに好きなだけファイルを保存できるようになるようだ。
6月にGoogleはDrive for Workをスタートしている。月額10ドルで、容量が無制限になるなど、仕事でも便利に使えるようになるというものだ。ここで提供されている無限容量サービスをGoogle Apps for Educationでも提供を開始するのだそうだ。サービス名をDrive for Educationという。
ファイルひとつの最大サイズは5TBとなっている。普通はそれほどに大きなファイルを扱うことなどまずあり得ないだろう。
他のGoogle Apps for Educationサービスと同様、Drive for Educationも教育関連機関で非営利目的ならば無料にて利用することができる(広告表示などもない)。Googleのスポークスパーソン曰く、Drive for EducationはGoogle Apps for Educationの利用者メニューに表示されるようになるはずだとのこと。徐々に適用対象を増やしているので、メニューに現れなくてもしばらく待っていて欲しいとのことだ。すべての利用者のメニューに現れるまでには数週間程度を見込んでいるとのこと。
またGoogleは、年内にもコンプライアンス目的でのメールないしチャットのアーカイブなどを行うことのできるGoogle Apps Vaultについても、教育関連機関利用者に無料での提供を開始したいとしている。さらには会計監査用のサービスについても教育機関に提供していくプランがあるようだが、こちらについては今のところタイムスケジュールなどは明らかになっていない。
これまで、Google Apps for Educationの利用者は、ディスク容量として「わずか」30GBが提供されているに過ぎなかった。それでも一般的な利用者にとっては十分な容量だったはずだ。しかしディスク容量の無料化は着実に進みつつある。Googleは無償でディスクスペースを提供することで(学生の側もきっと大規模ディスクスペースの有効な使い方を見出してくるに違いない)、Googleエコシステムの利用者を増やしていこうと考えてもいるわけだ。Google Drive for Educationの利用者からも、一定の割合て月額10ドルのDrive for Workを使いたいと考える人が出てくるであろうという見込みもあるのだろう。
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(翻訳:Maeda, H)