今日(米国時間9/26)はAmazonのディスプレイ付き音声アシスタントEcho ShowでYouTubeが上映中止になった。
Googleは今日の午後、このスマートスピーカー製品から同社のビデオサービス(YouTube)を取り去った。Amazonは、嬉しくないだろう。Echo Showのオーナーたちは、事前の通知を受け取らなかった。
Amazonのスポークスパーソンは、次のような声明文で、サービスが取り去られたことを確認した。彼らにとっても意外だったことを、にじませている:
Googleは本日午後3時ごろ、ある変更を行った。YouTubeはこれまで、Echo Showの共有顧客にとって可利用であった。本日午後をもってGoogleは、顧客への説明や通知なく、YouTubeをEcho Show上でこれ以上可利用にしないことを選んだ。その決定に技術的理由はないので、弊社と弊社の顧客の双方を幻滅させ、傷つけている。
削除を最初に報じたThe Vergeへの声明で、GoogleはAmazonの声明に異を唱え、同社はAmazonと折衝中である、と述べている。そしてしかし、Echo Show上のYouTubeの実装は、YouTubeのToSに違反している、と言っている:
弊社はAmazonと長期間にわたり折衝し、合意を模索してきた。その合意は、両プラットホームの顧客に最良のユーザー体験を提供するものでなければならない。Echo Showの上のAmazonによるYouTubeの実装は、弊社のサービス規約に違反しており、そのユーザー体験には欠陥がある。これらの問題に関し、早急に合意に達し、問題が解決することを望んでいる。
本誌は今、Googleに詳しい情報を求めている。
今のところ両社のメッセージはかなり相反しているが、Googleの声明は、AmazonがGoogleの望む変更を為したならYouTubeはEcho Showに復帰する、と言っているようだ。YouTubeを失うことは、同社の唯一の画面付きスマートスピーカーにとって大打撃だろうから、AmazonとしてはGoogleの言い分を聞く他に選択肢はあまりないだろう。
両社のサービスは今や誰にとっても必須だから、AmazonとGoogleの戦争が激化することは誰の利益にもならない。しかし両社には、互いに依存している面もあるので、抗争の深刻化はありえないだろう。
〔Windows PhoneやRokuのときには、広告が削除されたことが問題だったが。〕