Googleで何年にも渡り、同社のダイバーシティとインクルージョンチームを世界的に率いてきた、ダイバーシティ責任者のNancy Leeが、Googleを去ることをTechCrunchは知った。
2006年にGoogleの法務チームに元々加わったLeeは、最後の数年はGoogleのダイバーシティ(多様性)の課題に取り組んできた。彼女は2010年に人事部長としてダイバーシティへの取り組みを開始し、2013年には人事担当副社長に就任した。
人事の責任者としてLeeは、ダイバーシティトレーニングや、伝統的に黒人の多いカレッジやユニバーシティにGoogle社員を送り込むGoogler in Residenceプログラムなどの多くの取り組みを監督してきた。彼女はまた、同社の社員構成の多様性を高めるための活動にも従事していた。
Googleの最新のダイバーシティレポートによれば、女性社員の割合が2014年の30パーセントから2015年には31パーセントに変化したことがわかる。しかし、全体に占める黒人およびヒスパニック系の人々の割合はまったく増加せず、黒人は2パーセント、ヒスパニックは3パーセントのままだった。2015年は、Googleの採用者の4パーセントが黒人で、採用者の5パーセントがヒスパニックだった。
誰がダイバーシティ責任者を引き継ぐのか、Leeがいつまで勤務するのかは明らかではない。Googleはこの件に関するコメントを拒否した。
[ 原文へ ]
(翻訳:Sako)