Googleの今年のI/Oデベロッパカンファレンスで、DartプログラミングをApp Engineでサポートする、という計画があまり目立たぬ形で発表された。そして、意外と長く待たされたあげく、今日(米国時間11/7)からやっと、Dartで書いたサーバアプリケーションをGoogle App EngineのManaged VMs(管理サービス付き仮想マシン)で動かせるようになった。
Dartは、Googleの“モアベターな”JavaScriptだとよく言われるように、基本的にはブラウザ上で実行されるクライアント言語だ。でもDartを発明したLars BakとKasper LundがI/Oのときに語ったところによると、Dartはあくまでも汎用言語として作ったのである、ということだ。
Dockerを利用してGoogle Compute EngineでDartを展開することは、すでに行われていた。でもデベロッパにとって機能が多いのはApp Engineの方だ。GoogleのData Store、キャッシングサービス、モニタリング、ロギングなどのツールが使える。デベロッパがやることは、アプリケーションを(たとえばDart言語で)書いてアップロードするだけ。あとはApp Engineがスケーリングやデータのストレージなどの面倒を見てくれる。トラフィックが急増すれば、自動的にスケーリングをやってくれるのだ。
Googleは、App EngineにおけるDartのサポートを、今後も続ける、改良していくと言っているから、たとえばApp EngineのもっといろいろなAPIがサポートされるのだろう。
この新たなサービスは今のところベータで、詳しい情報はここにある。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))