Project Tangoを、まだ覚えておられるだろうか。スマートフォンに3D環境の認識・感知能力を持たせるという、Googleのクレージーなプロジェクトだ。
しかし世の中には、このプロジェクトをさらに一歩前進させるという、もっとクレージーな人たちも存在する。無人機に、それを乗せたのだ。
Tangoデバイスのプロトタイプをなぜか手に入れたペンシルベニア大学の研究者たちが、早速それを手製のクァドコプター(4回転翼ヘリ)にくくりつけた。
まるでSkynetのジョークのようだが、違う。こいつはManhack以外の何ものでもない。身を守るためのバールを忘れないように!
上のビデオは、ちょっと説明が必要だろう:
- 最初の1分間は、自分の外付けセンサではなくProject Tangoの内部データを使って位置を保とうとしている。無人機を上下左右につついても、元の位置に復帰する。
- そのあとの数分は、部屋の別の場所へ行ってそこにとどまるよう命令する。無人機を正しい航路からわざと外しても、再び航路上に戻る。目的の場所に到達したら、その3D座標にとどまるよう最善を尽くす。
ここで重要なのは: 背後に見えるラップトップは無人機に航路を教えていない。目的地の座標を教えているだけだ。それ以降は、脳がTango化された無人機が自力で航路を求め、部屋に関して自分が得た知識をもとに正しく飛行していく。
Project Tangoが捕捉するデータを詳しく知りたい人のためには、数か月前のビデオがある。単純すぎる言い方で申し訳ないが、それは相当にすごい。
[出典: IEEE]
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))