Google Earth VRが今日(米国時間9/14)、ささやかなアップデートにより、その世界探検仮想現実アプリケーションに、街路に立った人間の目ぐらいの高さからのビュー(ストリートレベルのビュー)が導入された。
つまりそのアプリケーションにGoogle MapsのStreet Viewが加わった形になり、ユーザーは3Dの衛星ビューと地上レベルの360度カメラのビューを容易に切り替えることができる。
後者のビューのナビゲートはかなり簡単で、VRのコントローラーでその場所へズームインし、レンズを引き上げて360度の視界へ入る(右図)。その中を歩いてみる、などのクレージーなことはまさかできないけど、このアップデートでユーザーはアクションの世界へやや近づく。
CardboardやDaydreamを使ってるユーザーはStreet Viewアプリを使えるので、すでに今日のアップデートのようなビューを見られていたが、Google Earth VRは目下、HTC ViveとOculus Riftで利用できる。Google自身のプラットホーム向けに最適化されたバージョンがまだないのは不思議だが、同社の新しい位置追跡システムではヘッドセットでもパートナーを加えるようだから、Earth VRのような強力なアプリケーションもいずれサポートされるのだろう。
5月にGoogleは、不動産の視覚化をやってるMatterportのようなパートナーに、StreetView APIを公開した。それにより彼らの360度コンテンツが、Street Viewでも見られるようになったのだ。