昨日(米国時間5/13)Google Glassを合衆国国内で一般販売すると発表したGoogleが、今日はとくに旅行者にとって便利と思われる新しい“グラスウェア”(Glassware)(つまりGoogle Glassのアプリのこと)を披露した。
旅行関連のグラスウェアは、これが初めてではない。昨年秋にはWord Lens for Glassが発表されているから、外国で看板などがわからなくてもWord Lensが翻訳をGoogle Glassの画面に表示してくれる。実はぼくは今日初めてWord Lensを使ってみたんだけど、とってもクールだ。でも今日披露されたグラスウェアは旅行だけじゃなく、近所のレストランを見つけたいときにも役に立つ。
それはともかくとして、Googleが今日のリリースで旅行を前面に打ち出したいことは事実のようだ。Glassのオーナーたち(”Explorers”)に、海外で撮った写真やビデオを#travelthroughglassというハッシュタグで共有するよう求めたほどだから。
今日のグラスウェアつまりGoogle Glassアプリは、TripItとFoursquareとOpenTableからのが主なものだ。ユーザがTripItのアカウントに接続するとGlassのライブカードにフライト情報やタイムラインが表示されるから、TripItアプリをいちいち立ち上げる必要さえない。これらのデータの一部はGoogle Nowにも行くけど、TripIt本体の情報の方が詳しい。
Foursquareのグラスウェアでは、チェックインしたいと言うとGlassが近くの場所のリストをスワイプさせてくれる。Foursquare本体は二つのアプリに分割されたから、近くのよく行く場所ならマニュアルのチェックインは要らない。またGlassでは、近くのレストランを一覧して、その中のどれかをOpenTableで予約できる。すでに予約してあったら、その店がリストのトップに出るので、変更もできる(上図)。
GoogleのGoogle Glass担当デベロッパお世話係(Developer Advocate) Timothy JordanとGlass案内係(Glass Guide) Soji Ojugbeleが見せてくれたデモの真似を自分でもやってみたが、全部で20分はかかったと思う。まあGlassの初心者でなければもっと短かっただろうけど。しかも今日は、いろんなアプリを試用するのにGlassを取り替える必要があった。Jordanは、それが簡単にはやくできることも、記者(ぼく)に示したかったのだ、と言った。
Jordanによると、今回の新しいグラスウェアによって、ユーザにはさらにGlassが身近に感じられたはずだ、という。たとえばバーに飲みに行っても、これまでのようにわざわざポケットからスマホを取り出してチェックインしなくてもよい。友だちがしらけずにすむね。もちろんバーテンや友だちと会話しているときは、いずれにしても無理だけど。あるいは、フライトに遅れそうなので空港で駆け足しているときでも、ゲート番号を確認するために立ち止まる必要がない。
今日のアプリの発表の、Googleからの説明はここにある。
ところで、この夏Glassを身につけて旅をするつもりなら、その前にこんなネガティブな意見や、Googleからのアドバイス: Glassバカにならない方法なんか、読んでみるのもよいかもね。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))