Google Mapsの次の課題は個人化–“もっとおもしろい地図にしたい”

google-maps-icon

Google MapsCrunchies 2012でベストモバイルアプリ賞を取ったばかりだが、授賞式の会場で、Google Mapsのモバイル担当ディレクターDaniel Grafを本誌のColleen Taylorがつかまえてインタビューした。Grafは、スクラッチからの〔==完全に新規の〕開発は彼とチームにとって他に例のないユニークな機会だった、と語った。そして彼は、Google Mapsの次のフロンティアは個人化(パーソナライゼーション)だ、と述べた。

Grafによると、Google Mapsに関しては2013年にやるべきことが山のようにある。“人が地図を使ってやれることは、もっとたくさんある。一度地図を見て、次にまた地図を見るとき、その二回は、同じ場所を同じ目的で見るかい? 見る場所が違えば、地図を見る目的も違うのではないかな”。

Googleはすでに、検索結果をかなり個人化している。だから地図の個人化は次のステップとして妥当だ。Google+でやってるような、レストランなどのお店を高輝度で表示するだけが、個人化ではないはずだ。

Grafは今年の仕事を詳しくは明かさなかったが、とくに前半が忙しいと言った。彼によれば今Googleは、ベーシックなユースケースがどれもダウンしているから、地図に関しても“もっとおもしろいこと”をしなければならない時期だ、という。

下のビデオが、そのインタビューだ:

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。