計画したわけではないのだが、今週のTechCrunchは「ミステリー・ギフトボックス」週間だ。最初がTimeless Box。厳重に密封されされたチタン製の箱で、一定時間が経過した後にのみ開く。今度はそのスピリチュアルな兄弟だ:GPS Adventureboxは、一旦閉じると決められた場所に行くまで開かない。
わけのわからないスカベンジャー・ハント愛好者を支援すべく作られたこの箱のアイデアは、シンプルだがばかばかしく魅力的だ。木製の箱をの蓋には液晶ディスプレイとボタンが1つある。内蔵のGPS付Arduioボードが頭脳となり、施錠メカニズムと連携して厳重に箱をロックする。
箱を受け取った人は、ディスプレイに表示されている最初のヒントを見る(「ぼくたちが最初にキスをした場所に行け」等々)。その場所へ行ってボタンを押すと、2番目のヒントが表示される。ヒントの場所#2へ行って次のヒントをもらう ― 以下同様。最後のヒントを解くと、錠は自動的に開き、中身が明かされる。
ルートとヒントは、プレゼントの贈り主が自分でプログラムする。超カンタンなGoogleマップ利用のルート・プランナーを使う。場所ごとに、位置情報、そこへ行くためのヒント、および距離の許容誤差を1.5メートルから1.6キロの範囲で指定する。
友達を町中引き回して最後にコンサート会場にに着くスカベンジャー・ハントを作り、箱の中には・・・ライブのチケット、ということもできる。わが子の16歳の誕生日に車を買ってやる? あちこち歩き回らせた挙句自分の家に戻ったところにクルマがある。箱がポンと開くと ― そこにはキー!
残念なニュース:これはKickstarterプロジェクトなので、実際にはまだ手に入らない。それでも、キャンペーンは本稿執筆時点で目標達成〈寸前〉だったので、実現の可能性はかなり高い[翻訳時点では達成済]。かなり複雑な部品の組み合わせで、生産台数も少ないことを考えると、80ドルのプレッジ[投資・寄付]で自作キット、135ドルで完成品が入手できるのはかなりお得だ。出荷時期は2014年2月の予定。そうそう、ハントが終った後には箱を返してもらおう[何度でもプログラムして使える]。
スカベンジャー・ハントの行き先が、飛行機に乗る必要のある場所でないことを願うばかりだ ― これをTSA(運輸保安局)に説明するのは相当大変かもしれない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)