今日(米国時間5/5)の取引終了後、Grouponは2015年第1四半期の決算を報告した。地域店舗向けディスカウントクーポンで最も良く知られる同社の売上は7.504億ドル、1株当たり利益は0.03ドルだった。ウォール街予測は、売上8.1219億ドル、1株当たり利益0.01ドルだった。
通常取引時間に3%程下げていたGroupon株は、悲喜交々の決算発表後の時間外取引では概ね横ばいだった。
最近Grouponは、大量の株式を韓国のチケット販売サービス、Ticket Monsterに売却したことでニュースとなった。TechCrunchがGrouponの2014年4Q決算記事に書いたように、同サービスはGrouponの海外成長を助けたが、利益率では足を引っぱった。昨年出回った噂によると、この3.6億ドルの取引はシカゴ拠点の同社が自社株買いプログラムを実施することを前提に行われたとも言われている。
同社のグロスビリング(総購入額)15.5億ドルは、前年同期の15.2億ドルをわずかに上回った。
アナリストの売上予測は下回ったものの、Grouponの利益は株価を維持するには十分だったようだ。同社の調整前GAAP純損失は約1400万ドル、1株当たり0.02ドルだった。
同社の売上未達は投資家を失望させたが、前年同期からは伸びている。今期売上の7.504億ドルは、2014年第1四半期の7.284億ドルから3%増だ。しかし、Grouponが他のIT企業同様に指摘するように、強いドルが問題だ。Grouponは決算レポートに、同社の売上は「不利な為替変動を除外すれば10%成長した」と書いている。
恒常通貨ベースでは、Grouponの北米売上は11%増、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)では13%増だった。Grouponの「その他の国々」における売上は8%減少した。
販売数量はGrouponにとって重要な指標だ。同社の販売数は北米の8%増とEMEA地域の10%増に後押しされ全体で6%上昇した。アクティブ顧客数は期間中7%増えた。
現四半期について、Grouponの売上予測は7.00~7.50億ドル、調整後1株当たり利益は前期並みの0.01~0.03ドルとしている。
Grouponは絶好調の第4四半期を再現することができなかった。この会社の課題は常に変わらない:売上を成長させつつ実体のある利益を上げることだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)