Andrew Masonの損はGrouponの得、少なくとも株主たちにとってはそうなのかもしれない。
Grouponの株価は、時間外取引で急激にかつ際立って上昇した。長年のCEO Andrew Masonが同社を追われたことが発表された直後のことだった。最初の報道から数分以内に株価は終値の4.53ドルから最大12%はね上がった。東海岸時刻4:20pm、時間外本日最高値の5.10ドルを記録した。NASDAQによる。
もちろん株価は秒単位で変わるので、この手のビッグニュースに対する市場の反応にこだわりすぎても仕方ない(Grouponの時間外レースはその後鎮静化した)。しかし、現実に急な値上がりがあったという事実は、Masonの離任を前向きな一歩と見る投資家が存在することを示している。
とはいえ、Grouponの道のりは長い。同社の株価は2011年11月の上場時には20ドルだった。ここ数ヶ月間じりじりと下がり続け、今週同社が相当精彩を欠いた四半期決算を報告した後、大きく落ち込んだ。
Grouponでは多くの社員がMasonの離任を悲しんでいるに違いないが、彼自身はこの出来事を冷静に受け止めているようだ。Masonは、オンラインに載せた従業員向けの実に率直なメモの中で、自身のCEO辞任は妥当であると言った。
「私は今日クビになった。理由がわからない人は・・・おそらく注意が足りない。問題になったS1資料の記述から、われわれの重大な弱点、2期連続で予測を下回り株価が1/4も下がったことまで、この1年半の出来事が自ずとものがたっている。CEOとして、私に責任がある」
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(翻訳:Nob Takahashi)