HTT、ハイパーループを韓国にライセンス――フルスケールのシステム建設を検討

HTT(Hyperloop Transportation Technologies)はハイパーループ・テクノロジーのライセンスを新たに韓国政府に供与した。供与先の2つの教育研究組織はHTTのテクノロジーをベースにフルスケールのハイパーループ交通ネットワーク建設の可能性を研究する。

HTTと韓国政府は研究開発でも協力を進める。乗客にとって快適な交通システムを実現するための安全性のプラットフォームや基準を開発していく。

韓国のハイパーループ交通システムはHyperTube Expressと呼ばれ、KISTI(韓国科学技術情報研究院)、KICT(韓国建設技術研究院)の支援を受ける。また韓国を代表する工学系大学である漢陽大学校も加わる。

今年1月、KRRI(韓国鉄道技術研究院)がハイパーループに似た高速鉄道の研究を行っており、このプロジェクトがHyper Tube Expressと呼ばれるという報道があった。しかしその時点ではHTTの関与は明らかでなかった(HTTP自体がハイパーループに興味をもつ各種組織の複数年にわたる共同事業)。

HyperTube Expressは計画どおり実現すればソウルからプサンまで20分以下で乗客を輸送できるという。現在は高速道路利用で3時間かかっているので大幅な短縮となる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+