IBM Cloudに長期にわたるが障害発生、同プラットフォーム上の複数サービスもダウン

IBM Cloudが大規模な障害に見舞われており、同プラットフォーム上で運営されている複数のサービスもダウンしている。その中には、人気のテックニュースアグリゲータであるTechmemeも含まれる。

太平洋時間6月9日午後2時30分ごろから、障害の規模が拡大したようだ。これは世界規模の問題であり、ネットワークのトラブルが関係しているようだが、IBMのステータスページは実際には読み込まれておらず、内部サーバエラーを返している。このため、サービス停止の程度や原因は不明だ。IBM CloudのTwitter(ツイッター)アカウントも沈黙しているが、我々はIBM Asperaのステータスページがサードパーティーのサーバーにホストされていることを確認しており、これが世界的なネットワークに関する問題である可能性が高いことを裏付けている。

IBM Cloudは2020年4月にゼロ・ダウンタイムの実現に関する論文を発表しているが、3月にはダラスのデータセンター(DCD記事)で小規模な障害が発生している。

TechCrunchはIBMの広報チームに連絡を取っており、詳細が確認でき次第この記事を更新する予定だ。

アップデート1(太平洋標準時午後5時06分):IBM Cloudが徐々に復旧しているという報告がいくつ寄せられ、また同社のステータスページも復旧しており、当分の間はクラウドサービスの停止が続くことが示されている。

アップデート2(太平洋標準時午後5時25分):IBMはステータスページはさらに情報を追加し続けており、問題の核心にはネットワークにあるようだ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

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