今日(米国時間12/12)IFTTTが、同社の’Internet glue’(インターネットの糊)サービスにiOSの位置対応チャネルを加えることを発表した。これによりユーザは、そこに入ったら何かのアクションが行われる‘領域’を指定し、その領域に入ったり出たりするときに起きてほしいアクションのメニュー、IFTTTの用語で‘レシピー’を指定できる。〔‘チャネル’もIFTTT独特の用語〕
たとえば、旅行の目的地に着いたら妻に自動的にメールやTwitterのDMを送るというIFTTTのレシピーをセットアップできる。あるいは、今自分がいるところの近くで友だちがFoursquareでチェックインしたら、地図上に円を描いて知らせてくれるようにできるだろう。
IFTTTのモバイルディレクターDevin Foleyは、帰宅時に家の近くまで来たら、彼の家のPhillips製Hueライトの色が、まるでダンスパーティーのときのライトのように次々と変わるようにセットアップした。すると彼の息子は、パパが帰ってきたと分かるのだ。CEOのLinden Tibbetsは、最近出た結婚式で、そのとき結婚式場で撮られたInstagramの公開写真がすべて、彼のDropboxに入るようにセットアップした。その写真集を、あとで式に来た人たちと共有できるのだ。
位置チャネルは直接作ってもよいし、またはInstagramやFacebook、Foursquare、Twitterなどのチャネルからアクセスしてもよい。今後は、もっといろいろなチャネルに位置を組み入れるようにしたい、という。領域の指定にはズーム機能があるから細かい指定もできる。Appleの位置指定ツールよりも良い、とぼくは感じた。レシピーは、その領域に入ったとき、またはそこから出たときのアクションを指定できる(両方も可)。
‘領域’ではなく、ピンポイントで場所を特定したいニーズもあると思うが、それは今後の実装課題だそうだ。
もちろん、iOSのシグナルの中で位置はとくに重要なものの一つだ。これまでは写真や連絡先やリマインダーにIFTTTのチャネルが設定されたが、位置からはもっといろんなアクションをトリガできる。IFTTTを使えば、Appleやそのほかの企業がが絶対提供してくれそうもない複合的(複数機能/アプリケーション横断的)機能を、自分でプログラミングできるのだ。
【中略】
[IFTTTの今回のアップデートの、そのほかの細かい内容。]
IFTTTは、近くやっとAndroidバージョンが出る。まだ開発途上でリリースの日程は未定だが、なにしろすでに開発は始まっている。また、将来的にはIFTTTのチャネルをユーザが設定できるようになる、というビッグニュースもある。それができたら、ほんとうにすごいことになる。さらに、Jawbone UpとかWemoなど、コンピュータ以外の多様なハードウェアへの実装も、今そのための技術者を募集中だそうだ。いろんなホームオートメーション器具/システムをIFTTTでコントロールできたら、おもしろいことになりそうだ。
【後略】
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))