iOS 11の発表の一つで、AppleはユーザーはiMessageで友人に送金できると発表した。また、貯まった残高はApple Payの仮想カードから支払いに利用することもできる。
この機能はiMessageアプリに搭載され、ワンタップで連絡先の友人に送金したり、受け取ったりすることができる。iMessageで友人があなたに「10ドル貸したままです」と送ったのなら、その文言を認識し、送金機能を自動で起動する。
もちろん、iMessageでの送金はこれまでもできた。SquareやVenmoはiMessage用のアプリを提供していて、このプラットフォーム上で送金できたのだ。しかし、Appleはエコシステム全体を掌握することで強みを発揮してきた。今回も同じことを考えている。
Appleはピアツーピアの支払いサービスをApple Payにも展開する。これはApple PayがVenmoやSquae Cashでの支払いを超えるために必要なキラー機能となるかもしれない。友人からの送金を受け取ったら、その残高はウォレットアプリ内のApple Payの仮想カード内に貯まる。その金額を銀行口座に引き出すこともできるが、この仮想カードをApple Payに対応している店舗やオンラインショップで利用することもできる。銀行口座への送金を待つ必要がなくなるだろう。
AppleはすべてのiOSユーザーに、どこでも支払いができるための仮想カードを発行する。実に強い一手だ。Apple(と決済会社)は、ユーザーがすぐに残高を銀行口座に引き出すのではなく、カードに貯めたり、支払いに使用したりすることで、より大きな利益を得ることができるのだから。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)