Intelは今日(米国時間1/15)第4四半期の業績報告を発表し、売上147.2億ドル、1株当たり利益0.74ドルだった。両数値とも予測を上回った。ウォール街は、売上147.0億ドル、利益0.66ドルと予想していた。
しかし同社のわずかな売上超も大幅な利益超も、時間外取引における株価を押し上げることはなかった。むしろ問題は、2015年第1四半期の売上予測、137億ドルだった。これは投資家らが予測した137.7億ドルを下回る。Intel株は、時間外取引で1%近く下がっている。
同社は四半期中に58億ドルの現金を生みだし、純利益は37億ドルだった。
通年では、Intelの売上は559億ドル、純利益は117億ドル、1株当たり利益は2.31ドルだった。同社の売上は第4四半期のホリデーショッピングの影響のため、緩やかな周期性を見せている。2015年に向けての売上予測が低いのもそれが理由なので、驚くことでも心配することでもない。投資家たちはただ、自分たちが僅かながらも上昇を期待していたのでケチをつけているだけだ。
重要なのは、Intelがタブレット用プロセッサーを年間4000万台出荷するという目標を達成し、2014年全体で4600万台を出荷したことだ。
今後に関してIntelは、2015年の売上成長を「1桁パーセントの中ほど」と予測している。今年Intelは、より高度なコンピューティング、および、皆と同じくウェアラブルに集中する計画だ。そして同社が今後数年にかけて3億ドル以上を費して、従業員の多様性向上に努めることを約束したことも重要である。
Intelの控え目ながら力強い業績報告によって、PC市場の他のプレーヤーたち ― Microsoft、AMD、等々 ― の舞台は整った。安定しつつあるPC市場に浮かぶのがIntelの船だけなのかどうか、今後に注目したい。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)