IoTセキュリティのスタートアップ「Particle」が約43億2000万円を調達

IoTデバイス向けプラットフォームのParticle(パーティクル)が、最新のシリーズCで4000万ドル(約43億2000万円)を調達した。

Smart city and connection lines. Internet concept of global business in Sydney, Australia(Getty Images)

このラウンドを主導したのはQualcomm VenturesとEnergy Impact Partnersで、これまでに投資していたRoot Ventures、Bonfire Ventures、Industry Ventures、Spark Capital、Green D Ventures、Counterpart Ventures、SOSVも支援した。このラウンドまでの累計で、Particleは8100万ドル(約87億5000万円)を調達した。

サンフランシスコを拠点とするスタートアップのParticleは、顧客が自社のソフトウェアインフラに多大な投資をすることなくIoTデバイスを市場に出すためのバックエンドを提供する。暗号化とセキュリティ、データの自律性とスケーラビリティを実現し、IoTデバイスのためのオールインワンのソリューションを目指すプラットフォームだ。

つまり古いやり方をしている企業が、センサーや監視用のデバイスを揃え、機械の準備を整えたら、Particleのインフラで監視することができる。

Particle最高経営責任者のZach Supalla(ザック・スパラ)氏は、これが一般的な使われ方と見ているという。同氏は「我々の顧客としては、雨水の管理、工業設備、配送、あるいはコンプレッサーやポンプ、バルブの監視といった古くからある企業が増えている。さまざまな企業があるが、共通する特徴はミッションクリティカルな機械の監視と制御が必要ということであり、こうした機械、乗り物、デバイスを21世紀型にすることが我々のミッションだと考えている」と語る。

Particleは、企業向けプラットフォームの売上が前年比150%と「急速に成長」していることから今回の資金調達をしたという。同社には現在100人のスタッフがいて、農業、自動車関連、スマートシティなどの業種にわたり85社の顧客をサポートしている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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