ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォームは10月19日、IoT事業者向けの回線・回線管理およびデータプラットフォーム「MEEQ」(ミーク)において、閉域ネットワーク接続を複数運用できる「MEEQ複数閉域」サービスを開始した。
MEEQの閉域ネットワークは、インターネットに接続せず不特定多数からのアクセスを許さない閉域ネットワークと、クラウドやデータセンターとの間に入り、安全な接続を確保してくれるサービス。個人情報や機密情報などの取り扱いに適したネットワークの構築ができる。これまで、業者ごとに1つの閉域ネットワークしか対応できなかったが、「MEQ複数閉域」では複数が扱えるため、IoT事業者は、サービスごとに閉域ネットワークを構築できるようになる。
マルチキャリア対応のMEEQでは、1つの閉域ネットワークに複数の通信キャリアのSIMからアクセスできる。また、閉鎖ネットワークのタイプには、SIM間の折り返し通信のみを許容する「SIMコネクト」、SIMからユーザーのサーバーへインターネットVPNを通じて通信できる「VPNゲートウェイ」、SIMからユーザーのサーバーへ物理回線で通信できる「ダイレクトーゲートウェイ」の3つがある。複数閉域ネットワークとこれらを組み合わせることで、柔軟な閉域ネットワークの構築が可能になるとのことだ。