iPhone液晶割れの修理、最安はどこ? ジラフがスマホの修理価格比較サービスをローンチ

最安修理ドットコム
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ガラケーからスマートフォンの時代になり、ケータイでできることはとてつもなく広がった。ゲームをやりたい人からスケジュールを調節したい人まで、その恩恵は計り知れないだろう。だが一方で、広い画面を持つがゆえの課題もある。当たり前だけど、ガラケーとは比較にならない大きな液晶は落とした際などに傷つきやすいし、複雑になったシステムのため、アップデート中に電源を切ってしまうと、最悪起動しなくなることもある。

こうした背景もあってか、スマートフォンの修理を生業にする業者も増えてきた。とは言えその条件や修理価格を比較できるようなサイトはほとんど存在していなかった。

そんな中、先日ジェネラルパートナーの木暮圭佑氏を紹介したばかりの独立系ベンチャーキャピタルのTLM。彼らのほか、East Venturesや個人投資家からシードファイナンスを調達するスタートアップのジラフが、新サービス「最安修理ドットコム」を公開した。

最安修理ドットコムはその名の通り、スマートフォン(iPhone、iPad、Android端末)の修理価格をランキング形式で閲覧できるサイトだ。価格は各種ウェブサイトの情報をクローリングするなどして、現在全国約1000店舗の修理価格の情報を掲載。サービスはすべて無料で提供。マネタイズは今後検討していくが、当面はまずユーザー数の拡大に注力。今後はユーザーによる価格の登録なども進めていく。

サービスを提供するジラフは2014年10月の設立。代表取締役社長の麻生輝明氏は、もともとベンチャーキャピタルから内定をもらっていたのだそうだが、スタートアップ関連イベントのスタッフとしての活動で起業家など交流する中で、自ら起業するという選択肢を選んだという。

ジラフを立ち上げることになり、麻生氏がまず最初に提供したのは、スマートフォンの買取価格比較サービス「ヒカカク!」。2014年9月にスタートしたこのサイトでは、スマートフォン買取サイト・店舗の価格を地域ごとに比較できる。現在のMAU(月間アクティブユーザー)は5〜6万人ほどだが、年内にもMAU数十万人を目指す。

ヒカカク!

ヒカカク!

今後は会員制度を作って、メールベースでも情報提供を行う予定。また将来的には、業者向けに集客支援機能を提供するなどしてマネタイズを進める。

そうそう、最後にタイトルのとおりiPhoneの液晶を修理する最安値をお伝えしておこう。今僕らのオフィスがある末広町から一番近くて安い店舗での修理価格は7800円なのだそうだ。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。