3D Touchの可能性を示すユースケースと考えることができるかもしれない。
その可能性を試そうとしているのは、現在も公開されているbumpnというアプリケーションだ。写真共有のためのアプリケーションなのだが、他の人の写真を評価(Like)する際に、3D Touchを使うことにしたのだ。
bumpnでは「いいね」のボタンをタップするのではなく、好きさ具合を1-100のレベルで表現できるようになっている。iPhone 6sで利用する場合、評価の高さをボタンタッチの「強さ」で評価するようにするのだ。ただし旧iPhoneでも利用できるよう、その場合は画面タッチの「長さ」で評価のレベルを決定する。
新しいインタフェースを利用した革命的なイノベーションというわけではない。ただ、どのようなことが可能であるのかを示すコンセプトモデルとしてはなかなか面白いのではないだろうか。
ちなみにこのbumpnが採用する評価システム自体もちょっと、他とはちょっと違って面白いと考える人もいるかもしれない。RedditやInstagramなどでは「気に入ったか、気に入らなかったか」を表現してコンテンツを評価するようになっている。このbumpnでは「ちょっと気に入った」から「だいぶ気に入った」というような評価基準を採用していて、これにより「よりあたたかい雰囲気」を出せるかもしれない。
bumpnをお使いでない方のために行っておくと、これは近くにいる人と写真を共有するためのアプリケーションだ。写真の投稿を行う際には25種類のフィルター(いまやこれなしには写真共有サービスを名乗れないほどだ)を利用することができる。
記事冒頭に記したように、bumpnは現在もAppStoreからダウンロードすることができる。iPhone 6sが届き始める金曜日に、3D Touch対応版にアップデートされるのだそうだ。
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(翻訳:Maeda, H)