NASAの宇宙飛行士、Nick Hague(ニック・ヘイグ)氏とAndrew Morgan(アンドリュー・モーガン)氏は米国時間8月21日、新しいInternational Docking Adapter(IDA)の国際宇宙ステーション(ISS)への設置を実施する。これは、未来の民間企業による宇宙船が宇宙飛行士をISSへと輸送するための新しい設備となる。
ISSにIDAが設置されるのは今回が2回目で、宇宙飛行士による宇宙遊泳は東部時間で午前8時20時に実施される。このドッキングアダプターは、7月に実施されたSpaceX(スペースX)のCRS-18補給ミッションにて打ち上げられた。アダプターはBoeing(ボーイング)のCST-100 StarlinerやSpaceXのCrew Dragonといった、未来の有人宇宙船に自動ドッキング手順を提供し、将来ISSへと到達する他の民間宇宙船でも使用されることとなる。
2つのIDAとその運用は、予定されている運用期間をとうに過ぎているISSへと、用途と最終的な後継機の開発の両方への民間企業からの支援を目的とした、NASAによるISSの民営化と基本的にオープンな事業化を目指す、NASAの計画の重要な一部となる。
(翻訳:塚本直樹 Twitter)