今日(米国時間11/13)の記者会見でAmazon Web ServicesのSVP Andy Jassy が、同社CEOでファウンダのJeff Bezosは、AWSがAmazonの最大のビジネスになるかもしれないと思っている、と述べた。
Amazonの2012年度の売上は610億ドルと報告されている。AWS単独の売上は公表されていないが、ほぼ35億ドルで急速に成長中、というのが世間の定説だ。
Amazonのビジネスの土台はeコマースで、それは今でも同社のメインの事業だ。しかし安価なコンピューティングとストレージへの需要は着実に増加を続けており、アプリケーション開発はいよいよ盛況、スマートフォンなどの大衆的普及によりインターネット人口も増える一方だ。
Bezosは以前、AWSはリテイルビジネスと肩を並べるビッグビジネスになるかも、と言ったが、今回はリテイルをすら抜くと言った。彼の展望の中では、クラウドビジネスへの確信が固い、ということだ。
Jassyの言葉をそのまま引用しよう:
JeffはAWSビジネスの現状に大きな喜びを感じており、長期的にはAWSがAmazonの最大のビジネスになるかもしれない、と考えている。Amazonの経営スタッフの全員が、そう考えているといっても、過言ではない。
Gartner Researchの調査結果などによると、AWSはパブリッククラウド市場における圧倒的なダントツである。AWSの売上は、二位以下の14社をすべて合わせた額よりも大きい。
彼の見解は楽観的すぎるかも知れないが、IT市場全体の規模はとても大きい。それは1兆ドルのビジネスであり、それが今大挙してクラウドへ移行しつつある。AWSがその1/10弱のシェアを握っただけでも、今のAmazonの全売上より大きいのだ。Bezosはつねに、根拠のない発言はしない。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))