KickstarterのCEOを降りて、この大成功したクラウドファンディング企業の会長になったPerry Chenが立ち上げた彼の次のサイトDollar A Day(一日一ドル)は、チャリティやボランティア活動など非営利事業の多様な世界に対して一般大衆の目を開かせるための、教育を目的としている。
Dollar a Dayははじめ、Chenと彼のテク業界の友だちやニューヨークのコミュニティが非営利事業/団体〔以下NPと略記〕について教育し財政支援をするために始めたボランティアプロジェクトだったが、今は一般参加できる。このサイトの登録会員になった人は毎月30ドルの会費を払い、それが各週にフィーチャされるNPたちへ寄付される。
最初の月にフィーチャされるNPの一覧がここにある。たとえば、災害時の物資供給配布団体ShelterBoxや途上国向けの技術製品を作っているD-Rev、小規模小作農家の教育を支援するOne Acre Fund(Dave Eggersの826 Nationalが立ち上げ)、などの顔ぶれが見える。
Chenは曰く、“Dollar a Dayは教育プラットホームだと思っている。それまで、名前すら知らなかったNPを、人びとが知る機会になる。そして、もっと知識と理解を深めて、NPたちと直接会話できるようにしたい”。
DaDのメールによる会報は無料で購読できる。そこには毎日、フィーチャされているNPの一つが簡単に説明されている。読者はその団体の活動に参加をしてもよいし、その趣旨に対して寄与貢献をしてもよい。
このサイトや会報でフィーチャされるNPは、財務管理がきちんとしている501(c)(3)適合分野の団体でなければならない。適合分野は、教育問題、経済開発、芸術と文化、環境、人権などだが、その完全なリストはDaDのWebサイトにある。
フルタイムのスタッフが二人いて、Cassie MarketosがDaDの運営サポート、 David LeedsがNPたちの研究調査を担当している。理事会のメンバーとして、Zack Sears、Tieg Zaharia、Ben Stoneらがいる。
Chenはさらに語る、“とてもシンプルで小さなサイトだが、ねらっているインパクトは大きい。健全な組織を維持し、実在する問題の解決を目指したい。たくさん人を雇って大きな組織にするつもりはない。DaDが発見と教育のプラットホームであることを、知ってもらいたい。これまで知る機会のなかったNPについて知り、そこから何かを始めてほしい”。
写真; Flickr/Howard Lake
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))