Kickstarterで37000ドルあまりの資金を集めて、お金の未来に関するテレビ番組を作ったHeather Schlegelは、社会についても、経済についても、彼女ならではの視点を持っている。Kickstarterを使ったことについては、“自分の言葉を試してみたのよ”、と言う。彼女は自分のテレビ番組に資金を提供したこの仕組みのことを、“社会的資本を引き出すためのATM”、というおもしろい呼び方をしているが、それが本当に資本のATMか、自分で試してみたのだ。
ぼくが属するメディア業界は、デジタル化ネット化による被害者の典型だが、Schlegelには、金融業界の現体制もメディア産業と同じくメルトダウンを経験するのか、と聞いてみた。
そうかもしれない、と彼女は言う。Schlegelは、“もっと多くの貨幣”が必要だ、と信じている。そして、“Bitcoinのクライマックス(climax, 高度安定期)”が“未来の到来を告げる”だろう、と。その未来には、彼女が今度は6部作のテレビ番組のために35万~60万ドルぐらいを調達できるといいね。お金の未来は、スタートアップの起業家にとっても、消費者にとっても、ものすごく重要な主題だ。そして、彼女がいみじくも言う、この大きな“パラダイムシフト”を理解するためには、Heather Schlegelのような博識の未来学者が必要だ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))