LGのQ2スマホ売上高は前年同期比21%減、家電部門は好調

いいニュースから始めよう。LGの第2四半期決算は電化製品の売上が寄与して好調だった。LGのHome Appliance & Air Solution部門のQ2の売上高は52億3000万ドル(約5700億円)。過去数年間、LGの業績をフォローしていた人なら、悪いニュースがどの部門によるものか想像がつくだろう。

スマートフォンの売上高は前年同期比21.3%減だ。原因はご想像のとおり、スマホ市場の全体的な減速と中国メーカーの押しの強い攻勢だ。中国勢の先頭をいくのはHuawei(ファーウェイ)で、外部要因が重なったにもかかわらず同社のスマホ売上高は大幅増となった。

LGのスマホ部門の売上高は、前四半期から6.8%増だったが2億6840万ドル(約290億円)の赤字となった。その原因としてLGは新モデルの積極的な販促と、長期的コスト削減を目的に4月にスマホ生産拠点をソウルからベトナムに移したことを挙げている。

だが同社は、Q3のスマホ販売については強気だ。「競争力のある大衆向けスマホの投入と、5Gプロダクトに対する需要により第3四半期は業績改善が見込まれる」と決算発表に書いている。

もちろんLGはV50 ThinQでもって5G端末を販売する最初のメーカーの1社だ。次世代ワイヤレス技術は、停滞している世界のスマホ販売を増やすと期待されているが、それは通信キャリアが展開できるスピードによるところが大きい。5G端末や5Gそのものは、この苦戦しているカテゴリーの即座の、そして長期的な特効薬になるとは思えない。

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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