G8 ThinQについては数ヶ月前からわかっていた。そして数週間前、LGはカメラ機能の全貌を公開し、前面カメラにToF画像センサーを採用し、高度な顔認識アンロック機能を導入したことを発表した。
しかし製品発表までにいくつか隠していたものがあった。その一つがちょっと変わった生体認証だ。LGによると、同機のHand ID技術は、初めて「手のひら静脈認証」を使う。十分正確なのだろうが、まだ主流の機能ではない。
Hand IDとは、最近のスマートフォン機能のなかでも気味悪く聞こえる機能のひとつである「手のひら静脈認証ロック解除」と比べてまたずいぶんと人目を引く名前だ。しかし、それを支えている技術は、名前に隠されたとっつきにくさを克服すれば実にクールだ。
報道資料によると、「LGのHand IDは手のひらの静脈の形、太さ、その他の個別の特徴を認識して本人を識別する」。つまり、顔や指紋と同じく、誰もが独自の静脈パターンをもっているので、一度登録しておけば、青い血管を端末にかざすだけで簡単にロック解除できる。」
Zカメラも奥行きを検知して顔認識を行うことで、他のAndrioid携帯よりで使われているものよりも騙されにくい。LGは、Air Motionジェスチャーにもカメラの新機能を使っている。カメラ(セルフィー)や音楽(音量調節)などのアプリでハンズフリー操作に利用できる。
使ってみた感想として、正直なところかなり慣れが必要だ。正しく操作するためには練習しなければならないので、タップで簡単にできることを時間をかけて覚えるようユーザーを説得するのは難しそうだ。
ほかに目立った機能としては、6.1 QHD+ OLEDディスプレイと「ボケ」をリアルタイムで調整できる新しいビデオポートレートモードがある。
米国内での発売は「数週間以内」。価格は未発表だが、おそらく以前のLGフラグシップ機と同じくらいだろうと予想している。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )