LINEのブロックチェーン利用Q&Aサービスがスマホ対応

「Wizball」(ウィズボール)のスマホのブラウザ版が登場

LINEは、独自開発したブロックチェーンネットワーク「LINK Chain」を基盤としたdApp(分散型アプリケーション)のQ&Aプラットフォームである「Wizball」(ウィズボール)をスマホに対応させた。これまで、PCブラウザ版、Androidアプリ版があったが、新たにスマホのブラウザ版を提供する。

Wizballの仕組み

Wizballは、フェイクニュースの氾濫で「情報の信頼性」が問われる中、ブロックチェーンを利用することで150名を超えるさまざまな分野の「Wizball認定専門家」を重視したQ&Aプラットフォーム。dAppとして2018年9月にβ版が公開され、約3カ月で総質問数が3万件を突破している。主な質問カテゴリーは、IT・テック、ライフ、エンターテインメント、旅行、恋愛・人間関係、ファッション・美容、学問・教養・法律、就職・職場生活、スポーツ・レジャー ビジネス・経済など。

「質問」「回答」「投票(Vote)」のすべてのアクションに対して「LINKポイント」を毎回支給されるのが特徴だ。アクションを起こすたびにサービスへの寄与度を示す「WP(Wiz Power)」も与えられる。さらに「WP」などの量に応じて、定期的に配当ボーナスが支給する仕組みもある。なお、1LINKポイントは500LINEポイントに相当する。

LINK chainを基盤しているので「インセンティブ配分の履歴」をブロックチェーン内に保存可能なのも特徴。「透明性」「信頼性」がある環境でユーザーの価値を評価できるとしている。同社は今後、ユーザーの「サービス貢献度」などでもブロックチェーンの活用を予定しており、全ユーザーにより公平な情報共有環境を作り上げていきたいとのこと。

なお同社は現在、年末年始に「Wizball」を楽しんでもらうためのキャンペーンを実施中。合計3つのイベントをクリアすることで最大13.4LINKポイント(6700LINEポイント相当)が手に入る。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。