スタンプを一般ユーザーに解放したLINEだが、そのマーケットの可能性を示す数字を明らかにしている。LINEは6月11日、メッセージングサービス「LINE」向けのスタンプをユーザーが販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」の開始後1カ月の販売・利用実績を公開した。
LINE Creators Marketは、LINEのスタンプをユーザーが制作し、審査通過後にLINE「LINE ウェブストア」やLINE内スタンプショップにて販売・購入できるプラットフォーム。スタンプを販売するユーザーは、販売額の約50%を得ることができる。4月17日に登録受け付けを開始し、6月7日までに約8万人のクリエーターが登録。スタンプ数は審査中のものも含めて1万2000セットになっているという。これまで販売されたスタンプが送信された回数は8100万回を超える。
スタンプの販売は5月8日からスタートしたが、6月7日までの1カ月間で販売されたスタンプ数は1200セット、販売総数は170万セット販売総額では1億5000万円超となっている。また、売上10位までの平均額は470万円、30位までで260万円、100位までで120万円、200位までで70万円となっているそうだ。トップクリエーターであれば、1カ月で200万円以上を稼いだことになる。また、販売中のスタンプ総数のうち61.7%が売上1万円超になっているという。