昨日(米国時間2/3)の株式取引時間終了後、LinkedInは2015年第4四半期の決算を発表した。売上、利益ともアナリストの予想を上回るものだったが、投資家は2016年の見通しに嫌気して時間外取引の株価は27%急落した。
この専門職向けの求人、求職ネットワークが発表した見通しによれば、 2016年第1四半期の売上は8億2000万ドルで、調整済み一株当たり利益は0.55ドルだった。通年の見通しでは売上は36億ドルとなっている。投資家はこうした数字に落胆したものと見られる。LinkedInは四半期で8億6700万ドル、通年では39億ドルの売上を期待されていた。.
発表された直近の四半期の決算は予測を上回った。売上は8億6200万ドルでこれはウォール・ストリートの予測、8億5800ドルを超えている。対前年比でも34% の成長をみせた。EPSは0.94ドルで、これも0.78ドルという予測を大きく超えた。
LinkedInのCEO、Jeff Weinerは「第4四半期は2015年を締めくくるにあたってきわめて好調な時期となった。われわれはこの1年で大きな成長を遂げ、長期のロードマップに従って十分なイノベーションに成功した。2016年には全てのポートフォリオに好影響を与えるべくコア事業に一層注力していく」と述べた。
LinkedInの売上の大部分はプレミアム・サービスによっている。求職側、求人側の双方がプレミアム・サービスに料金を支払っている。
また最近ではオリジナル・コンテンツの掲載にも力を入れている。セレブや著名なビジネス・リーダーなどの「インフルエンサー」がLinkedInのフォロワー向けに経歴、体験などについて語る記事を投稿している。
四半期決算の発表に先立って、今年に入ってLinkedInの株価はすでに15%も下落していた。木曜の終値は192.28ドルだった。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)