Magic Leapがさきほど、シリーズEの資金調達ラウンドをもうすぐ完了すると発表したが、でも同社はその投資に、市場における同社の唯一のデバイスの売れ行き不振を組み合わせることになりそうだ。
The InformationのAlex Heath氏の記事によると、Magic Leapは同社の2300ドルのヘッドセットMagic Leap Oneを発売後6か月で6000台売ることはできたが、その数字の与える印象は、CEOのRony Abovitz氏が初年度の売上目標として言っていた100万台に比べてあまりにも微小すぎる。Abovitz氏自身もその後考えを変えざるをえなくなり、初年度の目標を10万台に修正した。
今本誌は、同社にコメントを求めている。
Magic Leap Oneのリリースまでの同社の道のりが派手な評価と期待に彩られていただけに、これほど低い出だしの売上は、Apple(アップル)やMicrosoft(マイクロソフト)に負けない拡張現実グラスを作るという同社の究極の目標に水を差すことになるだろう。そのほかのARヘッドセットも売上を明言しているものは少ないが、でもMagic Leapは、最初の製品のリリースまでに調達し費消した金額ではどの他社よりも多い。
同社はこれまでに、GoogleやAlibabaを初め多数の投資家からおよそ26億ドルを調達している。Heath氏の記事は、Googleの、そして今やAlphabetのCEO Sundar Pichai氏がMagic Leapの取締役会を降りて、Googleの他の役員に入れ替えられた、と報じている。