MattelのView-Masterの仮想現実ヘッドセットにアップグレードが施される。この秋にローンチする際には市場にあるCardboardベースのビュワーの中で最高峰のものになるかもしれない。
このビュワーは実店舗とAppleのオンラインで購入できる初の仮想現実に焦点を当てたハードウェアとしてマイルストーンを刻んだ。そして今回、同社はNew York Toy Showで最新版のハードウェアであるViewer DLXを発表した。
現行版は30ドル(Amazonではもっと低価格で購入も可能)で販売している。GizmodoによるとDLXはそれより少し高額な40ドルでの販売になるというが、その分重要なアップグレードが付く。
Viewer DLXでは現行版の欠点のいくつかを修正している。まずヘッドフォンをデバイスと連動できるようになった。これまでは本体の中に入っているステレオスピーカーのこもった音を聞くしかなかった。最新版はより良いレンズを採用し、デバイスの上部で焦点を調節することができるようになったことで視界も大幅に向上した。
Google Cardboardのプラットフォームが人気なのは、Cardbardのコンテンツを体験するのに、スマホ所有者なら追加で買うものが最低限で済むからというのが大きいだろう。このプラットフォームは現在微妙な立場にある。なぜならGoogleは、 自社の専用仮想現実ハードウェアデバイスを制作しているという噂があるからだ。
そうだとしてもGoogleのVRへの最初の取り組みの成功に疑問の余地はない。プログラムが始まって以来、 500万個のGoogle Cardboardビュワーが販売された。しかし、他にも魅力的なヘッドセットはある。
MattelはView-Master Virtual Realityのレトロでかわいいヘッドセットの外見に関わらず、高品質なプロダクトを紹介し人々を驚かせた。同社は成功を収め、今度はViewer DLXのデザインをさらに改良していく考えだ。
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