四人の自己資金だけの会社Share Mediaは、Kim Dotcomに勝つことをねらっている。そのサービスはファイルをドラッグ&ドロップしてそれらをたちまち、ほかの人たちと共有可能にする、それだけだが、無料で100GBまで利用でき、ファイルサイズの制限は2GBだ。ぼくがこの記事を書いている時点では、Kim DotcomのMegaは50GB、そのほかの類似サイトもだいたいその程度だ。
ありがたいことに、このサービス上で共有されるファイルは、もっともらしくダウンロードキューに入れられて待たされたり、また“プロ対無料”のスピード差もない。ファイルをダウンロードするとき、希望すれば広告が出ない。同社はすでに、5億ファイルを共有している。UIはCrateみたいにシンプルで、デベロッパやたまにファイルを共有したい人などが、簡単単純迅速に使えるようになっている。
トラフィックはまだ遅いが、徐々に速くなっている。“すこし時間をかけて、アーリーアドプターたちの特有のニーズを理解したい。また初期のユーザからの提案を受け入れて変更もしたい”、とプロジェクトのCTO Florian Cervenkaは言っている。
彼曰く、“Shared.comは、これから作っていくロバストなAPIのプロトタイプだ。デベロッパはそのAPIを使って、自分独自のクラウドストレージサービスを展開できるし、また、クラウドストレージアプリケーションを素早く開発できる”。彼らはホスティング企業で長年働いた経験があり、flixya.comなどの大規模ストレージシステムをいくつか作ってきた。
“今でもそれらのサイトの一部は運用している。その収益で、今回のプロジェクトのための安いハードウェアや帯域を買うことができた”。
このページから登録すると、6か月の試用ができる。彼らはフィードバックを求めているから、じゃんじゃん送ろう。ぼくはその期間に、19世紀の絵葉書のスキャンを共有しよう。木彫りのセミヌードの妖精ちゃんなんかも、いるよ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))