Metaの‘未来的な’次世代AR眼鏡のデモを体験したテクセレブたちが絶賛、一般公開は数週間後か

screen-shot-2016-02-10-at-11-46-01-pm

【抄訳】
Google Glassと同じころ生まれた拡張現実(AR)眼鏡企業Metaが、同社のARヘッドセットの次世代バージョンを近く発表する。水曜日(米国時間2/10)に同社はYouTubeでビデオを公開したが、その中では何名かのテクノロジーインフルエンサーたちが、まだ公開前のデバイスのデモの、“未来的な”体験をほめている。

先週は未来のテクノロジーの予言者Robert Scobleが、Metaの最新のデモを経験してとても感激していたから、このビデオは明らかに、その追い風に乗ろうとしている。そのデモをScobleは、“これまでに経験した製品デモの中でいちばんおもしろい”、と絶賛している。

このようにコーフンが盛り上がるのは、Metaのサイトに製品の公式リリースまでのカウントダウンタイマーがあるせいでもある。そこでは、あとわずか20日あまりで“革命が始まる”、と豪語している。ただしScobleのFacebookページには、デバイスのリリースはMetaのCEOが来週のTED2016で講演をするときだ、とある。

というわけで具体的な情報は乏しいが、GigaOmの最近の記事は、Metaの今度のリリースはデベロッパーキットであり、消費者製品ではない、と言っている。

上の“じらしビデオ”(teaser)では、オーバーにドラマチックな曲が鳴っているが、そこではMetaの投資家としてやけに目立つRedditのファウンダーAlexis Ohanianが、MetaのAR眼鏡のデモ体験を語っている:

“ここ数年ぼくは、‘未来はこうなる’という予言をやたら口にしているが、その未来の中でまさに今自分が生きている、と思わせてしまうほどの製品デモは、これが初めてだ”、とこれまた大げさな絶賛。

【中略】

Metaは最近シリーズAで2300万ドルを獲得したが、それに対して評価額45億ドルのMagic LeapはシリーズCで7億9350万ドルという怪物のような額を調達している。でも、実際にプロトタイプのデバイスがあって一部の人びとがそのデモを試せるのは、Metaの方だ。MetaのデバイスはGoogle Glassのころからあるけど、そのころから単に魅せるARではなく、コンテンツを手で操作できることに力を入れている。

たとえば下のビデオは、2年前、2014年のCESで、MetaのCEOでファウンダーのMeron Gribetzが、説明しながらデモをやっている。コンテンツを手で操作、の意味が分かる。

もちろん今ではデバイスは小型化されているが、Scobleらのコーフンぶりを見ると、同社のAR技術は何らかのブレークスルーに到達したのではないか、とも思われる。われわれ一般人は今のところ、Metaのサイトでカウントダウンタイマーを見ることしかできなくて、残念だけど。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。