Microsoftは、Googleのプラバシーに関する悪を指摘する広告キャンペーン、Scroogledのスローガンを掲げたTシャツ、帽子、マグカップ、およびスエットシャツを販売開始した。同社に確認したところ、この製品群は今日(米国時間11/20)から売られている。
これはシャレを通り越している。発売されたTシャツの1枚がこれで、必要ならマグカップもあると書かれている。
そう。Chromeのロゴの下には、データが盗まれている間リラックスするように、というテキストが書かれている。これは、Googleも喜ばないだろうと私は予想する。
“Scroogled”というのは、もちろんご存じの通り、MicrosoftがGoogleに悪のレッテルを貼るキャンペーンで、ターゲティング広告のためにGmailを自動的にスキャンしていることなどを暴露している。Googleは、倒産など繊細なカテゴリーについてはやっていないという立場を取り続けている。Microsoftも受信メールをスキャンしているが、マルウェアなどを除去するためだけだ。これは、小さな違いのように私はいつも感じている。
最近のGoogleによるMicrosoftの主張に対する反応は次の通り。
「Gmailの広告ターゲティングは完全自動であり、広告や関連情報を表示するためにメールやGoogleアカウントを人間が読むことはない。〈中略〉またわれわれは、繊細な情報、例えば、人種、宗教、性的指向、健康状態、あるいは重要な財務分野は、広告に利用していない。」
それでも、Microsoftは、楽しんでいるかのようにキャンペーンを推進している。騒ぎを起こしたくなければ、この種の衣類を発売することはない。気になっている人のために言うと、写真のTシャツは12ドルで買える。
Googleは、プライバシー面の法律に関して最近いくつか問題を起こした。Safariの設定を変更したことに関する、最近の1700万ドルの罰金はその一つだ。金額は、Googleの企業としての富と比べれば、表象的なものだった。
MicrosoftとGoogleにとっては、荒れた一年であり、メール、YouTube等々に関して戦った。両者の競合分野の膨大さ ― 音楽販売から検索、モバイルOSその他 ― を踏まえればそれも驚きではない。しかしMicrosoftの方が、泥仕合を望んでいるように見える。
トップ画像提供:Flickr
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)