今日(米国時間5/1)、MicrosoftはInternet Explorerの極めて深刻な脆弱性を修正するアップデートをリリースした。この脆弱性はIE6以降のすべてのバージョンに存在するとあって、先週、l世界的に大問題となった。
Windows XPユーザーはIEのバージョン8までしかアップデートできない。またMicrosoftはXPのサポートを打ち切っている。しかしこのバグに限ってMicrosoftは例外を設け、Windows XP上のIEについてもパッチを提供することとした。これに伴ってMicrosoftのTrustworthy Computing部門のゼネラル・マネージャー、Adrienne Hallは以下のような声明を発表した。
われわれは製品のセキュリティーをこの上なく真剣に考えている。この脆弱性の報告を受けた瞬間からわれわれjは速やかにかつすべてのユーザーに対して問題の修正を行うことを決断した。本日、太平洋時間午前10時にわれわれはそのアップデートを公開した。
インターネットに接続して自動アップデートを有効にしている場合、ユーザー側で対応する必要はない。〔日本版:そうでない場合はできるかぎり速やかに手動でアップデートすること。自動アップデートを有効にしているユーザーも、手動でWindows Updateを実行し、IEのパッチがすでにインストールされているか確認した方がよい〕。
この脆弱性は、IEを使用して悪意あるサイトを訪問するとハッカーがユーザーのコンピュータを乗っ取ることができるというものだ。IE 10と11のユーザーはこれらのバージョンに備えられるている保護モードのおかげで比較的安全性だ。いまだに広く使われているIE9以前のバージョンにはこの機能がない
画像:FLICKR USER AUSTEN SQUAREPANTS CC BY 2.0 LICENSE (画像はトリミングされている)
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)