Microsoftは今日(米国時間11/21)、iOS版SkyDriveアプリを更新し、自動カメラバックアップ機能を内蔵した。SkyDriveの利用者は、iPhoneで撮った全写真を自動的にMicrosoftクラウドに保存、保管できる。
SkyDriveは、7キバガイトという不可解な数値ではあるが、悪くない量の無料ストレージを提供しているが、すぐに写真でいっぱいになる。それでも、MicrosoftはSkyDriveを同社製品全般に深く統合しているので、少しでもWindowsの世界(Xbox One、Windows 8.1等)に存在している人なら、iOSの写真がすぐに保存されることの利用価値はある。これからは、どの画面からでも使えるようになる。
アップデートされたiOSアプリについてMicrosoftに話を聞いたところ、同社は利用者のポケットに何が入っているかによって差別をしたくない、SkyDriveユーザーでさえあればね、と私に語った。要するに、WindowsユーザーとiPhoneユーザーには大きな重なりがあるということだ。だからMicrosoftは自社のクロスプラットフォーム製品をできる限り強力にしようとしている。
SkyDriveには数多の競合がいる。Google、Box、Drobox等々だ。現在、世界中のファイルをクラウドに納めるレースが進行中だ。以前ローカルストレージの時代には、オペレーティングシステムを売った会社が、ファイルストレージシステムも売っていた ― パソコンは自分専用の小さなプライベート構内クラウドだった。あらゆるファイルが、リンクされた巨大な公共ストレージに移動されるようになった今、ファイルを持つ者が、編集や管理をさせる最大のチャンスを持っている。
これは、利幅の大きいビジネスだ。Officeに聞けばわかる。ちなみにこれは新しいことかどうかわからないが、SkyDrive.comの中でプレーンテキストファイルを作成、編集できるようになった。Box、ヒントだ、ヒント。
このアップデートではOneNoteの統合が強化され、Officeファイルの編集も改善された。
現在クラウドストレージの限界費用は、ゼロに近づきつつある。Microsoft自身のOutlook.comは事実上無制限のストレージを提供しており、YahooのFlickrも1テラバイトの写真を保管できる。SkyDriveは何とかして追い付く必要がある。Windows 8.1との深い連携を考えればなおさらだ。
アップデートされたiOSアプリはここにある。。Androidユーザーは、じっと耐えてお待ちを。
トップ画像提供:Flickr
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(翻訳:Nob Takahashi)