Microsoftが、これまでベータ版で提供してきたOutlook.comを正式公開を行った。膨大な数にのぼるHotmail利用者も、Outlook.comに順次移行させる。Microsoftによる移行作業は夏までに完了する見込みだとのこと(システム側による移行ではなく、自分で移行することも可能)。全体の移行が完了した時点でHotmailのインタフェースを終了させることになる。Microsoftのプロダクトマネジメント部門シニアディレクターであるDharmesh Mehtaによると、Outlook.comが公開されて最初の12時間で、150万件のアカウントが作成されたとのこと。
「正式版を公開した最初の12時間で、150万のアカウントが作成されました。Hotmail利用者の方々に正式オープンした旨の通知を行う前に、多くの人びとがOutlook.comを使い始めてくれたのです。Outlook.comをご覧になって、気に入って頂いたのだと思います。多くの方にOutlook.comの利用を開始してもらい、大変嬉しく思っています」とのことだ。
上の発言でもわかるように、言及されている150万というのは新規利用者と、あるいはGmailなどの他サービスからの乗り換え組、そしてHotmailからのアップグレード組を含む数字だ。正式公開のニュースが流れて直ちに多数の利用者がアカウントを開設するという動きを見せたそうだ。すなわち、Hotmailの利用者が本当に新しいインタフェースを好んで移行するのかどうかは、まだ今後の動きをみなければなんとも言えないことになる。ただ、多くの人が新しいメールサービスの登場に注目していることは間違いないと言えそうだ。
HotmailからOutlook.comへの移行についてはこちらの記事(英文)もご参照頂きたい。
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(翻訳:Maeda, H)