Microsoftが待望のWindows10のタイムライン機能のテストを開始した

MicrosoftがWindows 10 Fall Creatorsアップデートを発表した際に、デモされた最も興味深い機能の1つはタイムラインだった。これはPC、iOS、そしてAndroid携帯の間で、最近のアクティビティを共有し、再開することができるようにするものだ。基本的には、Microsoftのクラウドサービスを利用した、グローバルタスクビューである。他のいくつかの機能と同様に、タイムラインは、Fall Creatorsアップデートには間に合わなかった。しかし本日(米国時間12月19日)になって、ようやくタイムラインは、最新のWindows 10 Insiderプレビュービルドでデビューを飾った(実際に利用するためには、より実験的なFastリングに登録している必要があるだけでなく、Skip Aheadビルドの利用にオプトインしている必要がある)。

基本的なアイデアは、利用者の最近の全てのアクティビティを一覧しやすくするということで、Wordで作成中だったドキュメントや、Edgeブラウザ(たとえそれがAndroid携帯電話でも)で閲覧中だったウェブサイトなどに対して、ラップトップまたはデスクトップに戻った際に、アクセスできるようにするというものだ。タイムラインは、作業を継続したいと思われる文書を強調表示するが、同時に時間別に整理された最近の完全なアクティビティのリストも表示される。Cortanaも、ユーザーがデバイスを切り替えた際に、再開したいと思われるアクティビティをリマインドすることができる。

もし最新のアップデートをインストール済みの場合には、新しいタイムラインビューはタスクバーの中の新しいタスクビューアイコンの中に隠れている。もしくはWindowsのキーとタブを同時に押すことで、アクセスすることができる。

アプリ開発者たちは、自分のアプリ内でこの機能を明示的にサポートしなければならないという点は、強調しておいた方が良いだろう。すなわち現時点では、Microsoft Edgeによるブラウジングと、Microsoft Officeのドキュメントに加えて、マップ、ニュース、マネー、スポーツ、天気などのWindows 10のアプリケーションのアクティビティだけが、サポートされているということだ。

Edgeブラウザの多くのアップデートに加えて、実際にかなり役に立つもう一つの新機能がSetsだ(これは同社が先月発表したものだが、Insiderユーザーの一部だけが今回のリリースでこれを手に入れるだろう)。Microsoftによれば、Setsの基本的なアイデアは、特定のタスクに属するドキュメントや他のファイル、アプリケーションをグループ化し、ワンクリックで利用できるようにすることだ。

おそらくWord、OneNote、そしてブラウザなどの様々なアプリケーションを、1つのウィンドウにグループ化することで、まるでブラウザのタブを行き来するように、アクティビティの切り替えができるようになる、と考える方が分かりやすいだろう。

いつものように、このリリースによる変更(数は膨大だ)の完全なリストは、ここから参照できる。

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(翻訳:sako)

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TechCrunch Japan

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