Minecraft: Education EditionがChromebookに対応

米国時間8月10日、Microsoft(マイクロソフト)はMinecraft: Education EditionがChromebookでも利用できるようになったことを発表した。

ただし、通常のマインクラフトのゲームがChromebookにも対応したと期待している人にとっては、残念ながらおそらく期待はずれだ。Education EditionにはMicrosoft 365 EducationのA3またはA5プランが必要だ。さらにゲームというよりは教育用ツールで、数学、科学、言語、歴史、美術に特化したレッスンが用意されている。

マイクロソフトは、Chromebookを導入している教育関係者にマインクラフトを使ってもらうためにGoogle(グーグル)の教育チームと連携したという。

Chromebook版では、クロスプラットフォームのマルチプレイヤー対応も含め、Windows、Mac、iOSのMinecraft: Education Editionと同じ機能を提供する。現時点では生徒のログインにMicrosoftアカウントが必要だが、マイクロソフトによれば「近い将来」にGoogleアカウントでのログインに対応するという。

画像クレジット:Microsoft

今回の発表の中でマイクロソフトは次のように説明している。「Minecraft: Education Editionはゲームベースの学習プラットフォームで、コーディングや問題解決といった21世紀型の重要なスキルの構築に役立つ。標準に準拠した数百もの無料のレッスン、デザインチャレンジ、STEMカリキュラムをゲーム内とオンラインで利用でき、先生向けにはオリジナルの学習アクティビティを設計するための柔軟なテンプレートを提供している。学びの場でのつながりがとりわけ大切になっているこの時期に、マインクラフトは共同作業と生徒主導の有意義な学びを支援する」。

該当するライセンスを所有しているユーザーは、Google PlayストアからMinecraft: Education Editionを利用できる。ログインにOffice 365 Educationのアカウントが必要であると明記されているにもかかわらず、通常のマインクラフトと勘違いしてがっかりしたユーザーが星1つのレビューをたくさん書き込んでいる。ただし条件を満たすChromebookを持っていれば、Chrome OS上でAndroid版のマインクラフトをプレイすることはできる。

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画像クレジット:Gabe Ginsberg/FilmMagic / Getty Images

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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