Mono(C#+.NET)でモバイル開発プラットホームの支配をねらうXamarinが好調に乗ってシリーズB$16Mを獲得

iOSとAndroidとOS XとWindowsのネイティブアプリケーション/アプリを(C#で)クロスプラットホームに開発するためのプラットホームXamarinが今日、シリーズBの資金調達を発表した。金額は1600万ドル、主幹投資会社はLead Edge Capitalだ。シリーズA(1200万ドル)のときの投資家Charles River Ventures、Ignition Partners、それにFloodgateも、このラウンドに参加した。これでXamarinの資金調達総額は2800万ドルになる。

Xamarinは主に、企業によるモバイルアプリの開発の簡易化を狙っている。同社の今日の発表ではデベロッパコミュニティの規模が35万人を超え、有料会員のデベロッパは2万名いる。つまり同社は今、好調である。今年の初めにXamarinは、同社としては初めてのデベロッパカンファレンスを開催し、そのチケットはすぐに売りきれた。また今年は、モバイル用のUIをテストするプラットホームをはじめ、数々の斬新なプロダクトをローンチした。

CEO Nat Friedmanの話では、今回の資金は主にデベロッパプラットホームに投じていく。“とくに、既製品のコンポーネントやアプリを増やし、デベロッパがそれらを再利用してすばらしアプリを短期間で作れるようにしたい”、という。また、上述のTestCloudにも資金を投じたい。年内に営業スタッフを倍増することも、計画中だ。

今日の声明文の中でFriedmanは、“やがてすべてのビジネスプロセスおよび顧客との対話がモバイルデバイス上で行われるようになる”、と言っている。そして、“Xamarinのユニークなアプローチ、すなわち複数のデバイスプラットホームのための完全なネイティブアプリを企業が迅速に提供できる方式は、とてつもなく大きな売上増と市場における強い勢いを招いている。この成功と、時宜を得たシリーズBのラウンドが組み合わさることにより、弊社の将来の爆発的な成長のための基盤が形成される”、のだそうだ。

彼はまた、投資家からの投資案件はいろいろあるけれども、今回のラウンドの目的は“Xamarinをモバイル開発の市場を支配する位置つけることが目的だった”、と言う。彼の主張では、モバイル向けの開発プラットホームの中でいちばん急速に成長しているのがXamarinだそうだ。“今回のラウンドは、その炎の勢いにさらに油を注ぐことになる”、と。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。

Mono(C#+.NET)でモバイル開発プラットホームの支配をねらうXamarinが好調に乗ってシリーズB$16Mを獲得

iOSとAndroidとOS XとWindowsのネイティブアプリケーション/アプリを(C#で)クロスプラットホームに開発するためのプラットホームXamarinが今日、シリーズBの資金調達を発表した。金額は1600万ドル、主幹投資会社はLead Edge Capitalだ。シリーズA(1200万ドル)のときの投資家Charles River Ventures、Ignition Partners、それにFloodgateも、このラウンドに参加した。これでXamarinの資金調達総額は2800万ドルになる。

Xamarinは主に、企業によるモバイルアプリの開発の簡易化を狙っている。同社の今日の発表ではデベロッパコミュニティの規模が35万人を超え、有料会員のデベロッパは2万名いる。つまり同社は今、好調である。今年の初めにXamarinは、同社としては初めてのデベロッパカンファレンスを開催し、そのチケットはすぐに売りきれた。また今年は、モバイル用のUIをテストするプラットホームをはじめ、数々の斬新なプロダクトをローンチした。

CEO Nat Friedmanの話では、今回の資金は主にデベロッパプラットホームに投じていく。“とくに、既製品のコンポーネントやアプリを増やし、デベロッパがそれらを再利用してすばらしアプリを短期間で作れるようにしたい”、という。また、上述のTestCloudにも資金を投じたい。年内に営業スタッフを倍増することも、計画中だ。

今日の声明文の中でFriedmanは、“やがてすべてのビジネスプロセスおよび顧客との対話がモバイルデバイス上で行われるようになる”、と言っている。そして、“Xamarinのユニークなアプローチ、すなわち複数のデバイスプラットホームのための完全なネイティブアプリを企業が迅速に提供できる方式は、とてつもなく大きな売上増と市場における強い勢いを招いている。この成功と、時宜を得たシリーズBのラウンドが組み合わさることにより、弊社の将来の爆発的な成長のための基盤が形成される”、のだそうだ。

彼はまた、投資家からの投資案件はいろいろあるけれども、今回のラウンドの目的は“Xamarinをモバイル開発の市場を支配する位置つけることが目的だった”、と言う。彼の主張では、モバイル向けの開発プラットホームの中でいちばん急速に成長しているのがXamarinだそうだ。“今回のラウンドは、その炎の勢いにさらに油を注ぐことになる”、と。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。