Netflixは第4四半期決算を発表し、時間外取引で8%以上株価を上げた(4:35 pm ET現在)。
同社の売上は182億ドルで、前年同期から14.8億ドル増え、1株当たり利益(EPS)は10セントだった。アナリストの予測は、売上18.3億ドル、EPS 2セントだった。つまり、売上は極くわずかに届かなかったが、利益/利益率は予測を大きく越えた(利益率向上は2016の大きな目標のようだ)。
投資家たちはNetflicの加入者数に注目しており、Q3には成長が期待に答えられずに株価は暴落した。今回Netflixは米国内で156万人の新規加入者を報告し、同社が予測していた165万人には足りなかったものの、全世界では純増404万人で、予測の350万人を上回った。これで総加入者数は560万人増え、現在全世界で7500万人となった。
Q4以降について、同社は新たに130ヵ国への拡大(中国は含まず)を発表し、おそらくそれが次四半期の加入者数600万人増の理由だろう。
Q4の投資家に宛てた手紙には、Netflixが独自テレビ番組や映画の製作を続け、今年中にオリジナルコンテンツを600時間分公開し、2015年の450時間から増加する計画であることが書かれている。さらに、おそらく皮肉をこめて、こうも書かれている:
Netflixの成長は、テレビネットワーク界に不安を与え、恐怖の声が上がった。一方では、NBC幹部は最近、インターネットTVは盛りを過ぎ、リニアTVは「神が意図したかのようなテレビ」だと語った。当社の投資家たちは、テレビに対する神の意思はよくわからないが、インターネットTVの方が基本的に優れたエンターテイメント体験であり、今後何年にもわたってシェアを広げていくと考えている。殆どの伝統的メディア企業は実によく未来を理解しているが、彼らの課題はNetflixやその他のSVOD[定額制ビデオオンデマンド]からの収益を使って、すばらしいコンテンツや彼ら自身のインターネットTVネットワークへの進化に投資することだ。Seeso、BBC iPlayer、Hulu、CanalPlay、HBO Now、およびCBS All Accessがそうした取り組みを始めている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)