Netflixオリジナルの「五行の刺客」はめちゃくちゃ面白いカンフードラマ

先週、TechCrunchではNetflixが先月配信したオリジナルドラマであるAnother Lifeについての座談会をポッドキャストで配信した。我々はこのシリーズを「最近10年ほどテレビから姿を消していた宇宙もののハードSFの復活」だと大いに評価した。

今月のNetflixの新オリジナルドラマ「五行の刺客」(Wu Assassins)もある意味リバイバル的なところがある。こちは1990年代の「新・燃えよカンフー」(Kung Fu:The Legend Continues)のような古き良きカンフー映画を思わせる。

詳しくは座談会のポッドキャストを聞いていただきたいが、「五行の刺客」はサンフランシスコのレストランのシェフであるカイが神秘的なパワーを獲得し、伝説の悪「五行の将」を倒し、シャイナタウンを守るために奮戦する。筋書きといいアクションシーンといいツッコミどころは多々あるがが、SFXもよくできていて大いにエキサイティングだ。リバイバルといっても1990年代のカンフーものに比べて格段に出来がいい。

魅力のひとつはカイを演じるインドネシアのスターであるイコ・ウワイス(「ザ・レイド」で主演、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」への出演などが有名) がアクションシーンで見せる圧倒的なパファーマンスだ。ウワイスはの祖父は、インドネシアやフィリピンなどに伝わる伝統的武術「シラト」の達人で、イコ・ウワイス自身もインドネシアのシラトの全国大会の型の部で優勝したことがあるという。

シリーズのプロデューサーはウワイスの相手役もマーシャルアーツの達人で固めたので、カンフーシーンの迫力は並大抵ではない。「五行の刺客」にはいくつか大掛かりなセットを組んだシーンもあるが、ふんだんに登場する格闘が強烈な暴力性とバレーの美しさを兼ね備えている。

さらにカイの敵役でチャイナタウンを牛耳る三合会の冷酷なボス、アンクル・シックスを演じるのがベテランのカンフースターであるバイロン・マンだ。マンにはカリスマがあり、アクション以外のシーンでやや経験が不足しているウワイスを補ってドラマに奥行きを与えている。ウワイスとマンの対決は最高の見せ場だ。マンが敵を叩きのめすところも大迫力だ。

ポッドキャストでは「五行の刺客」以外にもCBS-Viacom合併の背景や「アナザー・ライフ」についてのリスナーのコメントなどについても話し合っている。

ポッドキャストは下のアイコンから直接聞くことができるが、アップルのPodcastsにも登録されているのでサブスクリプションして好みのプレイヤーを使うことができる。フィードバックはこちらへ。ちなみにポッドキャストの33分52秒以降には「五行の刺客」のネタバレがあるのでご注意。

【Japan編集部注】Original Podcastのメンバーは、Anthony Ha、Jordan Crook、Darryl Etherringtonの3名。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

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