NES Classicの需要はNintendoの予想を上回っていた。ここアメリカでは今、ほとんど入手不可能であることからも、それは分かる。Nintendo自身は、このオール・イン・ワン・エミュレーターの売上台数を公表しないから、マーケティング・リサーチの老舗NPDの最新発表値に頼るしかない。
その調査分析によると、Nintendoは11月11日の発売以降、その月内で、このゲーム機を19万6000台売った。そしてその間、ハードウェアへの消費支出は前年同期比で35%落ち込んだ。もちろん、このレトロなシステムの60ドルというお値段を、本格的な次世代ゲーム機PlayStation 4やXbox Oneと同列で比較しても無意味だ。ちなみにこの両機種の売上はこの間、減少した。
Nintendoにとっては、全面的に嬉しいニュースだ。3DSは6か月ぶっ続けで伸びたし、Pokemon SunとMoonはどちらも快調な売れ行きだ。もちろんそれは、Pokemon Goの大成功の余録だけど。11月に売れたゲームとしては、この二つはDuty: Infinite WarfareとBattlefield 1に次いで3位、4位だった。
このまま行けば、Nintendoのホリデイシーズンは確実に大物になる。Nintendo Switchがどれだけもたついていても、あまり関係ないだろう。そして昨日(きのう)のSuper Mario Runのリリースは、確実に、火に油を注ぐのみである。