数か月前にOperaは、デスクトップとAndroidのブラウザのベータバージョンに、ブックマークのクロスプラットホームな同期化機能を導入、というか再導入したが、今日(米国時間3/10)からそれはデスクトップとAndroidとiOSの正規安定バージョンで使えるようになった。
2013年にOperaがWebKitに移行したとき、新しい機能もいくつか獲得したが、失ったものの方が多かった。しかし同社は、それらのほとんどを取り戻す、と口癖のように言っていた。2013年に、黙っていなくなった者の一人が、ブックマークの同期機能だ。それは当時、OperaがOpera Linkと呼んでいたサービスの一環として提供されていた。
今回蘇ったOperaのブックマーク同期化ツールに、とくに意外な点はない。設定のメニューへ行ってOperaのアカウント情報を入力する(または新規にアカウントを作成)だけで、すぐに使えるようになる。
同社が行った調査によると、一人の人がブラウザで消費するコンテンツは、デスクトップとモバイルで大きな違いがない。“だから、ユーザが「自分のブックマーク」をどこでも見られることが重要だ、と考えた”、とOperaは言っている。
つまりユーザは、異なるプラットホームの上でも自分のブックマークがシンクしていてほしい、と期待するのだ。たとえば、Firefoxはそれをサポートしていない(そもそもiOS版がない)。でも、同じブラウザをデスクトップでもモバイルでも使うときは、ブックマークのシンクだけでなく、パスワードなどの設定も引き継がれてほしい。Operaも、まだそこまでは行っていないが、でもブックマークをそんな道への第一歩にしてほしい。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)