Oppoの最新モデルはシャークフィン型自撮りカメラを装備

米国では、Oppo(オッポ)いうブランドは、まだあまり知られていないかもしれない。しかしOppoの本国、中国では大手メーカーの1つだ。中国という世界最大のスマホ市場において、常に20%程度のシェアを獲得し、Apple(アップル)やSamsung(サムスン)といった、少なくとも米国ではよく知られたブランドを軽く上回っている。

また、世界で2番目に大きなスマホ市場インドでも、Oppoは強い。だいたいいつも5位以内に入るほどだ。同社のReno 2は米国時間8月28日に、そのインド市場向けに発表された最新モデル。ユニークな特徴を備え、シェアの拡大を目指すOppoにとって強力な武器となりそうだ。

際立つ特徴は、その「シャークフィン」にある。本体の上部から、ちょうどサメの背ビレのような形のパーツが飛び出すメカを備えた自撮りカメラの愛称だ。このような機構自体は特に珍しいものではなく、他のメーカーでも形状は異なるが、似たような仕組みのものを採用している。Oppoの関連会社であるOnePlusにも、同様に飛び出すカメラを搭載したモデルがある。OnePlusは、米国内でもOppoより名が通っているだろう。

背面のカメラも頼もしいものとなっている。光学式手ぶれ補正機能を備えた4800万画素のメインカメラに加え、広角レンズ、望遠レンズの各カメラも備えた、かなり印象的な組み合わせだ。5倍ハイブリッドズームは、同社がしばらく前に発表した10倍ハイブリッドズームをスペックダウンさせたものとなる。

価格は3万6900ルピー(約5万4000円)で、500ドルをちょっと超える程度。米国ではミッドレンジの製品に相当する。私も、このニューヨークのオフィスで、しばらく現物をいじってみた。フラグシップモデルに比べると、ややかさばる感じもあるが、なかなかよくまとまっている。価格的には、それほど意外なものでもない。相変わらず、ヘッドフォンジャックを備えているのも、まあ当然だろう。インドのような市場では、今後もしばらくは不可欠な仕様なのだから。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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TechCrunch Japan

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